経営を分析する数字には必ず意味がある

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。

過去最高の売上/過去最高の利益・・・という数字を見ると、その会社の経営は順調だとわかります。

ただし、「昨年度が順調だった」とは言えますが、「今年度・・・来年度以降も順調だ」と言いきれるほどの担保力は持っていません。

経理部門は「過去の数字」を適切に整える部門であり、対して財務部門は「未来の数字」を整える部門です。

経理が出した会計上の数字はあくまでも過去の数字です。

経営者にとって大切なのはその「過去の数字」と財務部門が目論む「未来の数字」を交錯して読み取り、そこから新たな数字を見出して経営の舵取りに活かすことです。

経営センスが高い人はここをちゃんと弁(わきま)えています。

さまざまな数字を見て、そこから何らかの問題点や課題点見つけ出し、その解決に向けて方針と手段を導き出せるは優秀な経営者です。

・・・・・・・・・

数字には役割があるということを理解していない人に責任ある仕事は任せないほうがベターです。

その部門(最も大きなのは会社そのもの)が潰れます。

数字は常に次の進化のための政策、施策を導き出すためのツールだと言っても良いくらいです。

今が上手くいっているからこれで安泰だ・・・と安心するためのツールではありません。

今出ている数字から「次に打つべき手」を見つけ、それを部下たちに実行させられる人は経営センスの高い人です。

そうしたセンスの高い人は、どんなに好調で過去最高の数字を見せられたとしてもそこからなんらかの課題を見つけます。

「よくやっていることは認める。ただしここは要注意だから、早めに手を打っておくように・・・」などと注意喚起を促したりできるリーダーは立派です。

数字のアラ探しをして痛いところをついてくるのは、証券アナリストが得意とする手法ですが、経営者は証券アナリストに劣らないくらいの力量も必要です。

数字を深掘りしていくと、担当者が隠そうとしていた暗部や恥部や誰も気づけなかったダークサイドを見つけたりすることもあります。

問題が社会的に大きな問題となる前に見つけられることは会社全体にとっても大きなプラスとなることです。

問題を未然に解決させてしまう手腕は見事であり、経営をやっているとこの瞬間に得も言われぬ快感を感じるものです。

数字を見て問題点や課題が見つからなかったら、数字の切り口を変えてみると新たな気づきを得られるかもしれません。

毎年連続して業績を上げている上場企業というのは、経営陣がそうしたことを徹底して行なっているものです。

「経営を分析する数字には必ず意味がある」と知り、数字を見てそこから何を感じ、どう施策に展開するか?(真の経営者になる前から)訓練していくことは、すべてのリーダーにとって必要な努力姿勢だと思います。

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。
澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

注目のお勧め記事!

  1. 2017-3-4

    キチンと行えば不動産投資は怖くない

    不動産投資をしている人と不動産投資をしていない人では、私が知る限りでは不動産投資をしている人のほうが…
  2. 2017-3-25

    経営リーダーに与えられた猶予期間の使い方

    「黒字経営」ということにはどんな意義があるか?・・・と言えば、「その黒字金額分だけ会社は倒産しないで…
  3. 2025-3-1

    元手資金×運用利回り・・・から逆算して生活費を捻出しませんか?

    仮に老後の年間生活費が300万円(=毎月の生活費が25万円)と想定します。 300万円の25倍…
  4. 2019-1-25

    サラリーマンが同じ業界で独立起業するコツ

    よく言われることですが、サラリーマンが会社を辞めて独立起業するとき、それまで自分がまったく経験をして…
  5. 2017-10-2

    就労収入から権利収入へ

    収入には大きく分けて2通りあります。 1つは自分の身体を労働させてお金を得るという「就労収入」…
  6. 2020-11-5

    【営業パーソン】キャクラクター営業は早く卒業すべし!

    営業の世界には「キャラクター営業」という言葉があります。 営業マンが商品の…
  7. 2018-2-1

    私が定期的に歯医者に通っている理由

    一昨年くらいから、私は定期的に歯医者に通っています。別に虫歯があるわけでも何でもなく、いたって正常で…
  8. 2025-2-26

    「将来の経済的自由/不労所得」のための「今の就労」と考えよう!

    人生を大いに楽しむためにも、ただ働き続けるだけの生き方から早くオサラバしたほうが良いと思います。 …
  9. 2017-10-9

    【注意】貯金がないのに不動産投資を始めてはいけない

    家計における基本的なお金の流れは「稼ぐ→貯める→増やす→使う」です。 つまり、「お金を増やす」…
  10. 2017-12-8

    ソクラテスの言葉「お金持ちが…」

    ギリシャの哲人・ソクラテスの言葉にこんなのがあります。 「お金持ちがどんなにその富を自慢しても…

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る