経営を分析する数字には必ず意味がある

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過去最高の売上/過去最高の利益・・・という数字を見ると、その会社の経営は順調だとわかります。

ただし、「昨年度が順調だった」とは言えますが、「今年度・・・来年度以降も順調だ」と言いきれるほどの担保力は持っていません。

経理部門は「過去の数字」を適切に整える部門であり、対して財務部門は「未来の数字」を整える部門です。

経理が出した会計上の数字はあくまでも過去の数字です。

経営者にとって大切なのはその「過去の数字」と財務部門が目論む「未来の数字」を交錯して読み取り、そこから新たな数字を見出して経営の舵取りに活かすことです。

経営センスが高い人はここをちゃんと弁(わきま)えています。

さまざまな数字を見て、そこから何らかの問題点や課題点見つけ出し、その解決に向けて方針と手段を導き出せるは優秀な経営者です。

・・・・・・・・・

数字には役割があるということを理解していない人に責任ある仕事は任せないほうがベターです。

その部門(最も大きなのは会社そのもの)が潰れます。

数字は常に次の進化のための政策、施策を導き出すためのツールだと言っても良いくらいです。

今が上手くいっているからこれで安泰だ・・・と安心するためのツールではありません。

今出ている数字から「次に打つべき手」を見つけ、それを部下たちに実行させられる人は経営センスの高い人です。

そうしたセンスの高い人は、どんなに好調で過去最高の数字を見せられたとしてもそこからなんらかの課題を見つけます。

「よくやっていることは認める。ただしここは要注意だから、早めに手を打っておくように・・・」などと注意喚起を促したりできるリーダーは立派です。

数字のアラ探しをして痛いところをついてくるのは、証券アナリストが得意とする手法ですが、経営者は証券アナリストに劣らないくらいの力量も必要です。

数字を深掘りしていくと、担当者が隠そうとしていた暗部や恥部や誰も気づけなかったダークサイドを見つけたりすることもあります。

問題が社会的に大きな問題となる前に見つけられることは会社全体にとっても大きなプラスとなることです。

問題を未然に解決させてしまう手腕は見事であり、経営をやっているとこの瞬間に得も言われぬ快感を感じるものです。

数字を見て問題点や課題が見つからなかったら、数字の切り口を変えてみると新たな気づきを得られるかもしれません。

毎年連続して業績を上げている上場企業というのは、経営陣がそうしたことを徹底して行なっているものです。

「経営を分析する数字には必ず意味がある」と知り、数字を見てそこから何を感じ、どう施策に展開するか?(真の経営者になる前から)訓練していくことは、すべてのリーダーにとって必要な努力姿勢だと思います。

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