定年まで勤めても退職金だけで老後の人生をまかなうことはできない/貯金をしても利息はほとんどゼロに近い/公的年金はどんどん減るのに各種税金は上がっていく/長生きすればするほど医療費の支出が増えていく・・・といったことは誰しも気がついていることです。
時代は明らかに昔と変わっています。したがって昔と同じ考え方/やり方では通用しないと理解するほうが自然です。
それなのに、いまだに旧態依然とした昔のままの発想で人生を生きている人がたくさんいるように思えます。
大勢の人があっちの道を行くから・・・といって自分も同調する必要はありません。
「他人は他人、自分は自分」です。
自分の人生の課題や問題点がわかったなら、それを解決する手立てを講じることに専念する(=他人の動向は気にしない/同調しない)姿勢が大切です。
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老後資金が2000万円足りない(実際はそれ以上)・・・という報道は折に触れされていますが、それを何回耳にしても自分の行動に役立てない人がたくさんいます。
ほとんどの人は「今すぐの自分事」とはとらえず、いつか遠い先の話だとあまり深くは考えようとせず、また、実感が湧かないので気にしない・・・といった感じです。
でも、おそらく、実感が湧く頃には手遅れです。
なぜなら、実感できるのは「老後を迎え本当に資金が足りない/枯渇しそうだ」と痛感したときだからであり、そのタイミングで急に多額のお金を手にすることは無理だからです。
わかっている問題でも、それを先延ばしにしたままでは気づいた時には終わりです。多くの人は実際の問題が顕在化するまで何も行動を起こしません。
他人はそれで良くても自分はそれでは良くない!と認識することが大事です。「痛み」が湧いてからでは病でも手遅れになってしまいます。
余裕があるうちに行動することが大事です。
これは企業経営でも同じです。
経営で余裕があるときに次の策を検討し、探りの手を打って様子を見るのが経営では上策です。
今の経営状態が絶好調だからと何もしないで呑気に過ごしていると、今の好調の波が過ぎた後に大慌てし、下手をすると全てが終わってしまいます。
時代は変化し続けますし、人も変わります。
だから、余裕があるうちに新しい事を始めることがその余裕を活かすことにつながります。
「まだ大丈夫だろう/まだ問題ない」・・・などと悠長に構えていたら、いつどんでん返しの目に合うかわかりません。
動かずにいて、実際の問題が浮上してから動こうとしても、そのときには経済的にも不足感が募り、その結果適切な判断ができなくなったり、また考える余裕すらないため詐欺に合ったり悪者に騙されやすくもなります。
窮地に追い込まれてから対策を考えても「余裕のない発想」では良策は出てきません。
冷静でいられるとき時に、将来を見据えて事前の行動をとることが大切です。
2022年も7か月が過ぎ、残り5か月です。
2022年を止まったまま過ごすのではなく、2023年以降の足掛かりとなるように前向きに行動していくほうがベターです。
新しい時代には新しい戦略とアクションが必要です。
余裕のあるうちに次の手を打っておく姿勢が大切ですし、実際にその行動を取ることが大事だと思います。