「カラーバス効果」という概念があります。
人は自分が意識を向けたものを集中的に見出す不思議な感性を持っている/やたらと意識したモノが目に付くようになる・・・という意味です。
たとえば、「自販機」を意識したら普段は全然気づかなかったけど行く先々で自販機を目にしてしまう・・・といった感じです。
人間という動物は、自分がフォーカスしたものを的確に見つけ出すセンサーというか能力を持っているようです。
→ だから、「幸せ」を見つけたいと命じればものの数分後に幸せが見つけられ、「不幸」を見つけたいと命じれば容易に不幸がには見つけられる・・・。
極端に言うと、人間は自分が見たいモノしか見ない生き物だ・・・とも言えそうです。
自分を不幸な人だと称する人は案外と自分が不幸に焦点を当ててそれを意識していて、それが大きな原因になっているのかもしれません。
自分が不幸を積極的に探そうとした結果、今、目の前に望んだとおりに不幸がやって来ただけ・・・と。
不幸なことを見たくなければ、自分の脳みそに命じれば良いだけです。
不幸なことにフォーカスするのではなく、今自分が人生で受け取っている嬉しいことや、楽しいことや、ありがたいことなどにフォーカスして、これらを見つけ出そうとすれば、幸せが目に付くようになる・・・。
「不幸を注文せずに、幸せを注文する」ということです。
腹が立った時、悔しい時、悲しい時は、これを意識してやってみると良いと思います。