昨年(2018年)1月、シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営するスマートデイズが経営破綻したのをきっかけに、スルガ銀行の不正融資が発覚するなど、金融業界と不動産業界を大きく震撼させました。
この問題が落ち着く間もなく8月31日には、TATERUによる顧客の預金額改ざん問題が報じられ、翌営業日から8日連続で株価が下落するなど、立て続けに起きた不動産業界のトラブルに、「不動産投資はやっぱり怖い」というネガティブな印象を世間に広めたような気がします。
それはそれで、ヘンに安直すぎる考え方を持つ人を排除したという意味では良かったのかもしれませんが、真面目に正直に不動産投資を行なっている人からすれば、大変迷惑な出来事だったと思います。
こうした問題をきっかけに、にわかにブームとなった不動産投資熱は冷めて終わってしまうのか・・・、それとも再び熱を帯びて再浮上するのか・・・?
→ 私は後者のほうだと思っています。
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そんな事件があってから、もうすぐ1年弱の時間が経とうとしています。
早いものです。
もう、事件のことを忘れている人も多いでしょうし、そもそも不動産投資に関心のない人には最初からあまり気にしていない事件だったと思います。
確かに不動産投資にはリスクがつきもので、たとえば「融資の問題」や「空室の問題」などが挙げられます。
これは永遠のテーマでもあります。
世間では、今、金融機関の融資が厳しくなり、また人口減少で空室リスクが高まることを懸念している人も多いと思います。
通常であれば、これで不動産投資熱は当面の間下火になって不思議ではないのですが、来年は東京オリンピックがあり、また昨今言われている「老後の2000万円不足問題」が再び不動産投資に目を向けさせる呼び水になっているような気がします。
老後の生活資金の不足分は自分で補うしかない!・・・と多くの人が認知するところになりました。
それによって、サラリーマンもいよいよ副業に目を向けざるを得なくなりましたが、単にアルバイトをして身体を酷使するよりも、「投資」という手法を使って本業にしわ寄せがいかないように収入を増やすことの大切さを知る人も増えたと思います。
そういう人が行き着く先に、不動産投資があります。
いったん冷え込んだように見えている時がチャンスであることが多いものです。
不動産投資はいつからでも始められるものですが、先行者利益というか、早く始めた人のほうが恩恵に授かれる可能性は高いと思いますので、下火になったように見える今こそが絶好の機会かもしれないですね。