現実社会のビジネスはある意味では「能力×時間」が収入に結びつきます。
これが投資・運用だったら「利回り×時間」ということになります。
ビジネスはリアルでもネットでも「自分の身体が働くこと」で収入を得られるものであり、これは自分の能力等に左右されるれっきとした「就労収入」です。
就労収入で「いくら稼げるか?」を考えた場合、そのほとんどは「自分の能力をどれだけの時間費やしたか」によります。
もちろん、時間を費やせば費やすほど得られるお金は多くなる傾向にあります。
一方で、投資や運用で得られる収入というのは「権利収入」です。
なぜなら、自分の能力等に左右されるのではなく、単にその資産等を保有しているか保有していないかによって収入を得られるか得られないかが決定付けされてしまうシロモノだからです。
保有していることでお金を得られる・・・というのは特許や著作権などに代表される「権利収入」であり、投資というのもその一つだと解釈するのが良いと思います。
副業解禁でサラリーマンの中にもネットビジネスに手を出す人もいるかと思いますが、ネットビジネスはリアルビジネスに比べて「現実社会でビジネスを始めることに比べたらリスクが低い」・・・というだけのことで、就労収入である以上は自分が身を粉にして働く必要があります。
「多少はリスク少なく挑戦できる・・・」というだけのことであって、ラクをして寝ていて大金を稼げるというわけではない・・・と理解しておかないと後でガッカリする羽目に遭います。
いつからか悪意ある(?)人たちが「初心者でも簡単に、すぐに、ラクをして稼げる!」などと謳い始めたがゆえに、多くの人が惑わされたり騙されたりし続けています。
そんな甘い謳い文句に簡単に引っ掛かってはいけないですね。
ネットビジネスを「単なる金儲けの手段」と考え、現実社会の中でビジネスを始めることに比べたら確かに簡単だ・・・と理解しておく分には良いのですが、あくまでも比較対象が「現実社会での一般的な起業」と比べた場合の話なのだと線引きしておくことが大事です。
ここに留意しておくことは大切だと思います。
現実社会での商売(リアルビジネス)であろうと、ネットビジネスであろうと、不労でお金を稼げるわけではないことをキチンと知っておくと後から嫌な思いをすることが減ります。
もちろんそれなりのリスクもあります。
ネットビジネスを妄信し過ぎないようにして、あくまでも通過点の一つして捉えておくくらいが良いと思います。
そして、その先にある「投資/権利収入」の扉を開け、向こう側の世界で活躍することを夢見るほうが人生は面白いと思います。