投資の世界には「72の法則」と呼ばれるものがあります。
72を年利で割ると何年で元金が2倍になるかを簡単に算出できる(複利運用であることが前提です)、という計算式です。
たとえば、年利5%で運用した場合、
72 ÷ 5 = 14.4ですから、
年平均5%で複利運用することができれば、約14年半で元金は2倍になるとわかります。
約15年と考えれば、30歳で始めれば45歳までには2倍になっているし、45歳で始めても60歳までには2倍になっているわけです。
もちろん、30歳で投資を始めた人は31歳のときの資金余力、32歳のときの資金余力・・・があるでしょうから、それらを追加投入して投資資金額を増やしていけば、元金が2倍になる日はもっと早まると言えます。
投資は早くスタートすれば早くリターンを得ることができます。
(ただし、リスクがあることも知っておかなければいけません・・・ね)
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「72」は不思議で面白い数字です。
たとえば、漢の高祖・劉邦(りゅうほう)には(本当かどうかは別として)左股に72個のホクロがあったと言われています。
中国では古来より、8は地の数、9は天の数とされその両方を併せ持つ72(8と9の最小公倍数)に関する何かを持つ者は天子だ・・・という見方があるそうです。
劉邦の場合、その「72に関する何か」がホクロの数であり、実際に宿敵の項羽との戦績が72戦であったことはたいへん興味深いと言えます。
また、面白いのはその72戦のうち劉邦が勝利したのはたったの1勝であったにもかかわらず(=71敗)、漢の高祖として英雄になっている点です(まあこの史実?が本当かどうかはよくわかりませんが・・・)
7月2日の今日、72と言う数字にちなんで自分なりの行動を何か起こしてみるのも悪くないかもしれませんね。