何事にも一生懸命に集中して取り組む習慣がある人と、そうではない人がいます。
「その時しかできないこと」に今の自分を集中させることがクセになっている人は、おそらく今後も手を抜くことはないと思います。
そういう人は、一生懸命努力したことがない人には到底たどり着けない境地の経験をしています。
独特の見識や哲学を身につけている人です。
経験したことがなければ語れないことを語れる人になることが人生では大切だと思いますし、そうした姿勢はビジネスの中でも有効になると思います。
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子どもが高校生や大学生になるときに私が言ったことの一つに、「友人の環を拡げるチャンス」というのがあります。
公立中学生だと地元の限られた区域の同年代が集まりますが、高校受験をすることによって広く東京都内から生徒が集まってきます(東京の場合ですが・・・)。
さらに大学では、それが全国区で集まってきます。
そこには新たな出会いがあり、友人の環を広げるチャンスがあります。
そうしたチャンスは、常にその年齢、その時代でしか得ることのできないものです。
昨年長男はオーストラリアに1年留学して今年帰ってきましたが、それもまた一つの大きなチャンスでした。
どんなチャンスか?
見聞を広め、経験値を高めるチャンスです。
日本にいたら決してできない経験です。
しかも1年間を充てるなんてこの先ちょっとやそっとでは融通できないことだと思います。
そういう意味では「今しかできないこと」です。
「その時しかできないこと」に今の自分を集中させることが大切ですね。
チャンスがあるなら、それをつかまえさせてあげたい・・・と親として思っていましたし、今でもそう思っています。
考えてみれば子どもには「勉強しなさい!」と
言うことよりも「いろんなことを学び、経験しなさい」と言ってきたような気がします。
・・・そんな兄の姿を見て育ってきた娘も大学に入学してさっそく夏休みに短期留学したい・・・と言っています。
さて・・・かわいい子には旅をさせよ・・・の発想が大事ですね?!。