お金を貯められる人は、みんな「貯まる公式」を実践しています。
ここで言う「貯まる公式」というのは「収入-貯金=支出」という式のことです。
つまり、お金が入ってきたらそこから真っ先に貯金する分を差し引いてとっておき、残ったお金で家計をやりくりするということです。
貯金が継続して安定的にできている人というのはまず間違いなくこの公式を活用しています。
一方で、お金を貯められない人は・・・というと、そのほとんどが逆の公式を使っています。
つまり「収入-支出=貯金」という式です。
別名「余ったら貯める」という考えです。
収入をそのままお金を使うことにまわして、たまたまその月にお金が残ったらその分を貯金するし、残らなければ貯金しない・・・むしろ足りなくなった分は過去の貯金からおろして使う・・・というお金の動かし方です。
この2つの公式は、お金を貯められる人と貯められない人を大きく分けるポイントとなります。
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お金を貯めるには、貯める公式を活用することが大事ですが、そのためにはもう一つコツがあります。
それは「何のためにお金を貯めるのか?」という動機を明確化することです。
この動機は、「○○さんに貯金しなさいと言われたから・・・」「何となく将来が不安だから・・・」といった理由ではなくて「将来○○を実現するために・・・」という目的意識に基づくことが重要なポイントです。
理由は過去にひも付き、目的は未来にひも付きます。
いずれ何かを買うため・・・だけであれば「ただの貯金」です。
私がおススメしているのは「経済的自由を得るため」という目的です。
そうなると、ただの貯金ではなくて「増やすために貯める」という構図になります。
「貯める」ことが直接目的につながるのではなくて、目的に近づくための「手段」となるわけです。
しかし、お金を貯められない人は、こうした明確な動機がなく、どちらかと言えば「今さえよければそれでいい・・・」といった価値観が強い人だと思います。
それも一つの正解だと思います。
人生は、その人自身のモノであり、人の価値観は多種多様だからです。
他人がどうこうなどは関係なく、あくまでも自分を基準にメリハリのあるお金の使い方ができればそれで良いと思います。
ただし、就労収入で稼ぐお金はいつまでも今と同じように得られる保証がないので、就労収入一本に頼ったお金の入り口であれば、気をつけることも大切ですね。