何も種を蒔かない人/蒔いても育てようとしない人に、その果実の収穫期は訪れません。
働かざる者食うべからず・・・という言葉があるように、会社に勤める人は「働かないと給料をもらえない」のが原則です。
サラリーマン時代にキチンと年金保険料を支払っていなければ、引退後に公的年金を受け取ることはできません。
すべて「種を蒔いた」からこそ「果実を収穫できる」わけです。
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多くの人が気になる老後対策ですが、「公的年金」はそこでとても重要な役割を担っています。
何と言っても「公的年金」は老後の人生で何もしなくても自動的に入ってくる収入であり、とてもありがたいものです。
その金額が多い少ないかはともかくとして、「何もしなくても生涯もらえるお金がある」というのは、一つの(それもとても大きな)安心材料となります。
今40代のサラリーマンが老後を迎える数十年後に、今の年金制度が今とまったく同じ制度のままで継続しているとはとても思えません。
支給開始年齢が今(65歳)よりももっと後になり、支給額も今よりずっと減っていることも考えられます。
そうしたとき、公的年金だけに依存して生きていくことはかなり難しいと言わざるを得ません。
無為無策のまま老後に突入するのはいつの時代だってそれなりにリスクがある話ですが、今後は今まで以上にそのリスク度合いが高まると思います。
だからこそ早めに別途備えておくことが必要です。
気持ちとしては、公的年金に過度に期待・依存するのではなく、せいぜい「あればラッキー」程度に捉えておく程度にしておくと良いと思います。
そして、公的年金がなくても普段の生活を不自由なく過ごせるように経済基盤を構築しておくことが大事だと思います。
年金に依存すればするほど、いざ頼れなくなったときにどうしようもなくなります。
でも、最初から年金に期待していなければ、受け取る年金はプラスのお小遣いのようなものになり、ラッキー!というあぶく銭のような感覚になれば、ゆとりある老後を迎えることがかなり可能となります。
「節約貯金」をして老後に備えるのではなく、「別収入源を持つ」という方策で老後に備えるほうがベターです。
何かあったときのためにお金を貯めておく・・・という発想より、何が起きてもお金を生み出せる能力を身に付け、サラリーマンとして働いているうちにお金を生み出す方法を考えておく(磨いておく)ことが重要だと思います。
備えあれば憂いなし・・・ですね。