投資とギャンブルは似て非なるモノです。その違いのキーワードは「リスクと不確実性」です。
リスクを承知でお金を投じるのが「投資」です。リスクなくしてリターンはありません。
一方、不確実性がありながら一か八かでお金を賭けるのが「ギャンブル」です。
多くの場合、不確実性と言ってもギャンブルの場合は元金が0円になるケースがほとんどで、「オール オア ナッシング」の世界であり、結局は元手資金をすべて無くしてしまうことが常の世界です。
リスクと不確実性は別の概念である、ということが大事なところです。
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たとえば、株式投資は投資ですが、よく言うFXというのはギャンブルに相当すると私は思っています。
したがって、ギャンブルをしない私はFXをしないことにしています。
リスクは発生確率や頻度をある程度は読めるものであり、不確実性とは発生確率も頻度もほぼ読めないものです。
言い換えれば、リスクはある程度コントロールできるものであり、不確実性は全く自分ではコントロールできないものです。
世間では、リスクも不確実性もごっちゃにして同じ使い方で「リスク」と表現する向きもありますが、投資を考える際に「投資と投機は別モノ」というのと同じで、リスクと不確実性は別モノ・・・と考えるほうがベターだと思います。
投資で成功するには、「リスクなくしてリターンなし」の発想でリスクコントロールを心がけることが大切です。
一方で、コントロールできない「不確実性」は無視するのが良いと思います。