あるタクシー会社では「お客様が先、利益は後」という経営理念を持っているそうです。
それが如実に表れた例がこうです。
あるとき、乗客が運転手さんにこう言いました。
「すぐそこの〇〇駅までだけどお願いします。近くてごめんね」と。
その瞬間、ドライバーが驚いたように振り返ってこう言いました。
「何をおっしゃいますか?!歩いてでも行けるところをわざわざ乗っていただいたのですからお客様は最上のお客様です」と。
同じ出来事・物事でもそのとらえ方次第でまったく逆の意識付けになります。
近いところまでタクシーに乗る
→ イヤな客だ・・・と捉えるか、それとも
→ わざわざ乗ってくださるなんてありがたいことだ・・・と捉えるか。
会社によって経営者の指導方針によってつくづくその常識が違うものになると気づかされます。
世間ではコロナ禍で低迷している会社も多いと思いますが、競合他社に比べて落ち込みが激しいとしたら、それはもしかしたら意外なところに原因があるのかもしれません。
→ イヤきっとそのハズだ・・・という視点で経営方針を見直すと何か見つかるかもしれません。
企業では「企業理念/経営理念/経営方針はその企業が企業たる鏡だ」と理解し、常に振り返る姿勢を持つことが大切だと思います。