会議は、いろんな意見が出されても最後はキッチリ何か結論を導き出して、会議が行われる前には存在しなかった「何か」が生まれていることが大事です。
つまり、会議の前にははっきりしていなかったけど、会議の後には「○○をやる!」と決定されていることが重要です。
そんな会議の場で、やたら反対意見ばかりを言って場を乱す人がいたりします。
自分ではカッコいいと思っているかもしれませんが、実はまったくもってカッコ悪い人です。
反対意見を言うのは簡単です。
でも、大事なのは会議をいたずらに長引かせて紛糾させることではありません。
会議は短ければ短いほど良いものです。
反対意見がダメなわけではなく、そこに代替意見が挟まれていないことがダメなことです。
「反対するなら代替意見を!」が会議の場での大原則です。
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ある会社が確固たる根拠をもって自社製品の優位性を主張するのは別に構わない事ですが、そこに他社製品の誹謗・中傷が絡んでいるなら話はやっかいです。
代わりの商品として自社製品の優位性・妥当性を証明できるなら良いのですが、それもできず、あるいは自社も無価値なものしか持っていないような会社が他社の製品を貶(おとし)めることはナンセンスです。
相手を批判して貶めることによってしか自社の存在を示せない・・・こんなやり方はうまくありません。
政治の世界では、本当にこうした意味のないことがよく繰り広げられていると思います。
この辺が政治は三流・・・と揶揄される所以(ゆえん)かもしれません。
代案もないのに何もかも反対して場を乱すのではなく、目的を明確にして、その目的完遂を第一に心がけた言動を取ることが大事です。
政治もビジネスもこうしたところは同じだと思います。