ビジネスでは、「商品を作る力」が必要ですが、それだけではうまくいきません。
「商品を売る力」も必要ですが、それだけでもうまくいきません。
「経営資源を管理する力」も必要ですが、それだけでもダメです。
つまり、幾多もの能力・スキルが必要であって、どれか一つだけ備わっていればいいというものではないということです。
一人経営でビジネスを行っている人は、これらすべてを自分だけの力でまかなうわけですから、経営が軌道に乗っているとすれば本当に素晴らしいと思います。
企業経営者は、自分が為すべきことと自分には能力不足なので他人に任せてやってもらうこととを明確に区別します。
ところが、「経営者」にまだ成り切れないタダの社長や起業家は、自分の求めることを達成するための魔法の方法があると信じて、「その(たった1つの)方法を知りたい」・・・といった発想に陥りがちです。
それをあちらこちらで求めようとします。
でも、そんな魔法の方法はありません。
いくつも複合した能力等が必要で、すべてをバランスよく備え、発揮することが大切です。
成功するために必要かつ大切なことをあえて一つだけ挙げるとすれば、それは「必要・大切なことは1つではないと知ること」・・・と言えるでしょうね。