それなりに評判の高いレストランやホテルに行くと、他のお店では味わえないような体験をすることができたりします。
そのような体験のほとんどは「ホスピタリティ」によるもので、要はお店側の社員教育の賜物です。
成熟化社会では、ホスピタリティの有無がリピーターを生む力となり得ます。
単なるゴリ押し営業は嫌われます。
イソップ物語の「太陽と北風」の寓話にあるように、無理やり何かをさせようとしても人はそれを拒みがちです。
むしろ、人が自らそうしたくなるような誘導をするほうがベターです(本人は誘導されたとは気づきません)。
世の中に有料サービスは溢れています。
有料ですから当然お客さまは支払い(=費用)が必要です。
でも、提供側からのホスピタリティによるものは無料のモノがほとんどです。
そして、無料なるがゆえにお客様の支払いは発生しません。
発生しませんが、リピートを呼び起こし、もっと多くのお客さまを伴ってのリピート(紹介も含めて)になる可能性も大です。
商品・サービスが有料なのは良しとして、そのうえで付加価値となるようなホスピタリティをお客さまに提供できているか?
提供できるような社員教育を施しているか?
経営リーダーはそんなことを考察してみることも大事だと思います。