6月に1500品目以上が値上げされ、7月にも2100目以上が値上げ、9月にも10月にもさらに値上げ品目が増え続けると連日報道されています。
テレビのコメンテーターは「賃上げを伴わないインフレは家計を直撃する → 消費が手控えられ経済全体が減速する」と解説しています。
正論ですが、まあコメンテーターの言うことは外れることが多いのでしっかりと今後の状況を見極めていく姿勢がほしいところです。
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ビジネスを手掛けている人は、「世間の値上げラッシュに便乗して自社も値上げをするのではなく、キチンとした付加価値を元に(前提に)値上げをする」という考え方をするのが良いと思います。
それならば堂々とした佇まいを保つことができます。
大義名分が立つ・・・ということは何よりも自分自身が自信を失わずに済み、また後ろめたさを持つこともなくなります。
経営者でない普通のサラリーマンなら、自らの家計の収入増を図る必要があります。
少なくとも「そう考える」ことが大事です。
できるかどうかは別問題で、まずはそう考える姿勢がほしいところです。
もし自分の勤務先が副業禁止になっているなら、「投資」によって新たな収入源の確保を図ることもアリです。
投資で利益を出してインフレのリスクヘッジにするという発想は有効だと思います。
世の中の物価高騰を嘆くだけで、結局何も対策を打たず手を拱(こまね)いているだけだとしたら、そうした姿勢はそもそも仕事にも表れているかもしれません。
つまり、自らの意思で臨機応変に対応できない、上から指示されなければ動こうとしない・・・という表われです。
あまりうまくないですね。
インフレ時には節約で対処するよりも収入増で対処するのが基本です。
何もせずじっとしていたら、最初はほとんど差がないように見えるかもしれませんが、数年も経つと大きな差となって家計に表れてきます。
収入増をすぐにできなくても構わないので、まずはそうした発想をして、次にどうやって行動に移していくかを検討し、実際に何らかの成果をあげていくまで継続することが大切だと思います。