将来もらえる自分の年金額や、将来の自分に必要な生活費というのは人それぞれであって決して皆同額というわけではありません。
年金額が20万円を超える人もいれば5万円に満たない人もいます。
生活費だって持ち家か賃貸かで住居費が大きく変わりますし、車の有無や持病の有無などでも必要となる費用の額は人それぞれ違ってきます。
一概に「老後はいくらあれば大丈夫」と言い切ることはできません。
大事なのは、各種雑誌やマスコミ等で報道されている数字を鵜吞みにせず、自分で自分の家計を正しく把握して自分だけの予算案/計画表を作ってみることにあると思います。
別名「ライフプラン+マネープラン」です。
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「自分の場合はいくら備える必要があるか?」は次の3つのステップで考えるのが基本形です。
1.年金はいくらもらえそうか
2.老後の生活費はいくらくらいかかりそうか
3.今現在、老後に向けてどれくらい用意があるか
1.年金はいくらもらえるか?
→ 年金定期便を見るのが良いのですが、見てもよくわからないという人は世間で言われている平均的な年金額を念頭におくだけでも良いと思います。
2.老後の生活費はいくらかかりそうか?
→ 元になるのは現在の生活費です。家計簿をつけている人はそれを参考にし、つけていない人は1か月~数か月で試しにつけてみると良いと思います。
3.今現在、老後に向けてどれくらい用意できているか?
→ 現預金や株式(持ち株会を含めて)や不動産などすべての資産・負債を洗い出して項目別に列挙しておくと良いと思います。
以上、3つのステップで考えてみると、これまでぼやっとしていた老後に必要なお金の実態が見えてきます。
そこから何に気づき、何をどう改良・工夫していくかはその人自身の意向にかかっています。
決して「見て終わり」にせず、必ず「何らかの実行」に移していくことが重要だと思います。