〇〇シェアリング・・・という言葉が一時流行りました。
「自分だけが所有・占有する」のではなく、「他人と分かち合う/共有する」という発想がそこにあります。
車でも家でも「新車・新築モノ」は最初の所有者だけがその所有権を楽しめますが、中古車・中古物件というのはすべての人にその楽しむ権利が回ってきます。
中には何でも初物でなければイヤだ・・・という人もいるかもしれませんが、大なり小なり人は「中古の世界」で生きているものです。
何から何まで初物・新ばかり・・・というわけにはいきません。
初物は最初のほんのひと時だけに得られる特権で、すべてのものはひと時を過ぎれば必ず中古と化します。
中古・使い古しであれば他者との共有がしやすくなり、その価値観も生まれやすくなります。
モノを所有することが必ずしも人生でプラスに作用するとは限りません。
他人との共通の時間を楽しむことで得られる喜びや幸せ感もあります。
自分にとっての幸せの一つは、今自分がどこにいるか/どんな役職にいるかなどではなく、誰と一緒に時間を過ごしているか・・・のほうが重要だと気づくことも大切です。
それに気づけば、「共有する」ことの大切さを改めて噛み締めることができるような気がします。