問題解決のパターンは大きく2つに分けられます。
起きてしまったトラブルに対する事後の解決(=処理)と、トラブルが起きる前に事前に解決(=予防)しておくことです。
問題解決能力の優れた人は、組織における「リーダーになる資質」を有していると言えます。
なぜなら、リーダーの行うこと・・・つまり経営やマネジメント等は常に問題解決の連続みたいなものだからです。
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考えてみれば経営も大きく2つのパターンに分けることができます。
経営危機に対処するための経営手腕と未来の目標に向かって鋭意邁進していく経営手腕の2つです。
前者は事後の問題解決みたいなものであり、後者は事前の予防対策みたいなものです。
危機に対処する経営のかじ取りをしている人は、日々多くの諸問題に神経を奪われすぎるあまりに、徐々に大局的見地から遠ざかっていきます。
日に日に消耗していき、やがてはもともと描いていたハズの未来のビジョンも消えていってしまいます。
目先のことにしか自分の意識を向けることができない経営者はかわいそうです。
哀れというか、もったいないというか、早く未来へ目を向けて大局的見地で経営のかじ取りを行える状態になってもらいたいと思います。
ビジネスは、目的・目標の設定をすることが必要です。
そうやって成功した最終形・理想形の姿をイメージすることがなければ、どんな方向に向かってかじ取りをすれば良いのかもわからなくなります。
ゴールを描いて、ワクワクして行うのが適切な経営の姿だと思います。
リーダーは、過去に引きずられた問題解決・経営をするよりも、前向きに未来に向けた問題解決・経営を常に行えるようでありたいものですね。