日本は長引くデフレの心理的影響もあってか、あまり物価上昇の実感が湧かない人も多いかもしれません。
でも、世間を見渡すと経済成長によるインフレはなくても「円安/コスト高」や「増税/便乗値上げ」による物価上昇の兆しがあちらこちらで出始めています。
インフレは年金暮らしの人の生活に大きな不安をもたらします。
今、自分が就労してお金を得ているから何も考えていないとしても、「人は日々、確実に老後へ向かっている」ことは間違いない事実ですから、頭の片隅で「老後の家計」を考えておくことは大切なことだと思います。
また、現時点においても公的年金だけでは既に生活費が不足しているため、現役時代の「貯金」を切り崩して生計を立てている人も多くいる・・・とも言われます。
現役時代の貯金がそれなりにある人はまだ良いですが、翻って今の現役世代を見てみるとそこまでの貯金をしている人は少ないように思えます。
→ 老後の生活がかなりヤバくなります。
豊かな老後を過ごすには、やはりそれなりの金額の「蓄え」が必要だと思います。
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定年後に何歳まで自分が生きられるかは不明ですが、医療の進歩によって長寿化が進んでいることを鑑みれば、巷間言われているように「人生100年時代」と認識しておいたほうが良いと思います。
つまり、自分も100歳まで生きるだろう・・・ということです(まあ、実際はそれ以上生きる確率のほうが高いと思います)。
そうすると、ザックリ言っても約5千万円~6千万円くらいのお金が「年金以外に必要」になる・・・とも試算されています。
豊かでゆとりあるシルバーライフを満喫するには、まずは老後貧乏の危機を回避することが大事です。
そのためにも、現役時代の若いうちから計画的に「対策」を施しておく必要があります。
つまり、現役を引退した後の老後においても継続的に何らかの収入があるようにしておく・・・ということです。
そうした「仕組み」づくりを数年~数十年かけて行なっておく・・・という考えを持てる人と持てない人とでは、老後の生活は雲泥の差がつくと思います。
すぐに仕組みを作ることは大変難しいことですから、時間をかけてゆっくりと・・・でも確実に作っていくことが大事だと思います。