プロスポーツとアマチュアスポーツに思うこと

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スポーツの世界ではよく「プロに転向」という表現が出てきます。

それまで「アマチュア」世界で活動を行なってきたアスリートがある日を境に「プロフェッショナル」の世界に飛び込んでいく・・・というものです。

そうしたプロスポーツとアマチュアスポーツの端的な違いはどこにあるのか?

→ それは、前者がお金をもらうために見せること/見た人が喜ぶことに軸足を置いているのに対して、後者は自分自身が納得する身体操作を追及する・・・ということが挙げられると思います。

プロというのは他者評価の世界です。

お金を払ったお客による評価(たいていは勝負に勝つ/記録を打ち立てる/感動的な何かを見せてくれるということですが)で優劣が決まります。

ところがアマチュアスポーツというのは概ね自己評価で完結します。

自分の身体の可動域が変化して昨日はできなかったあんなことが今日はどこまでできるようになったか・・・なんてことを他者に評価してもらう必要はありませんし、他者も自分のことをそんな目で見てくれません。

翻って今のオリンピックを見れば、これは他者評価で成り立っていると言えます。

その象徴が順位でありメダルです。

審判が勝ち負けを決めて、タイムが順位を決めて、その中で自分がどこにいるのかを争う・・・という仕組みですが、そこにあるのは自分の身体操作感覚という絶対評価ではなく、他人との競争・比較という相対評価です。

他者評価で優劣が論じられるからこそ、金メダルはエライけど40位程度だったら出場する必要がなかった・・・などと言われてしまうわけです。

決勝で負けて銀メダルになって悔しさで号泣してしまう選手がいますが(まあ、その気持ちもわかりますが)、ほとんど場合は「負けた」という結果について泣いているのであって、「あそこはもう少し細かく身体を制御できたはずだったのに・・・」という悔しさで泣いているわけではないと思います。

他人が作った基準で評価されて、その土俵で一喜一憂する人生というのは、若いうちは経験しておくことも大切だと思いますが、一生そのままでは自分の人生の手綱を他人に握らせているようなものです。

自分の人生は自分で手綱を握り、切り拓いていくことが大切です。

自分は今本当に自分自身の人生を歩んでいるのか?という問いを発することも時には必要です。

他者評価というモノサシを頭の中から追い出して、自己評価というモノサシをインストールすることが大事です。

会社内でも、雇われ意識の強いサラリーマンはとかく「他人の人生を歩まされる」ことに抵抗感/違和感を感じなくなる人がいますが、それはちょっとキケンだと思います。

生きていくにはお金が必要ですし、そのお金は自分で稼ぐことが大事です。

ある程度の年齢になれば、人生を自分の手元に引き寄せて自分の手で扱うようにしていくことが求められると思います。

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