私が意識してあまり使わないように心がけている表現方法の一つに「・・・すべき」という言い方があります。
「・・・すべき」というのは、その人の主観・価値観に基づくモノの言い方です。
法律や道徳に則ってほとんどの人が共感できるようなことは「・・・すべき」と言って構わないと思いますが、そうではなくてその人の勝手な価値観で言っているだけなのにやたらとこの言い方をする人は、周囲から疎んじられます。
自分に自信がない人ほど「べき論」のカタマリだったりします。
・最初の乾杯はビールですべき
・毎日5キロのジョギングをすべき
・大学に行くべき
・学校を卒業したらすぐに就職すべき
・就職はバイトより正社員でなるべき
・女性は家事を行うべき
・将来より今を大切にすべき
・○○職なら△△をすべき
・・・などいくらでもあります。
こうした「べき論」は少なければ少ないほど、実は精神的にラクに自然体で生きられると思います。
べき論に凝り固まってしまうと、逆に自分を苦しめてしまいがちです。
「べき論」を手放すほうが、周囲との協調を得られやすいので、人生をよりハッピーに暮らせると思います。