投資では長期的な意識が必要です。
長期目線を持つ必要がある・・・ということは、「短期の結果に一喜一憂してはいけない」ということです。
ところが、人はどうしても短期での結果を欲しがる生き物なのでなかなかガマンすることができません。
すると、長期目線を持つことが難しくなり、短期で結果が出なければついあきらめてしまう傾向があります。
頭の中では未来の理想を追い求めているけど、意識は数日・・・数週間で儲かることを求めてしまう・・・といった感じです。
でも、そのために結局は数年間を無為無策に過ごしてしまうなら、その数年間で得られたはずの機会損失は計りしれません。
したがって、まずは一歩を踏み出すことが肝心だと思います。
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投資の中で不動産投資が効率も効果も一番良いと私は思っているのですが、一口に不動産と言ってもたいていの場合は元手に数百万円以上は必要になりますから、なかなかおいそれとすぐには踏み出せないのもよくわかります。
投資で不動産を購入しようと思うとき、理想的なのは「立地条件がよく、高利回り物件で、物件価格が安いモノ」・・・ですが、そんなきれいに三拍子そろった不動産物件などありませんし、あっても素人の自分のところにその情報が来るなんて夢のまた夢で非現実的です。
見つかる当て・可能性の低い物件を(確かに理想的な物件ではありますが)いつまでも追い求めていても、絵に描いたモチを食べようとしているようなもので、意味がないというか時間を無駄にするだけだと思います。
投資する際の希望条件をあまりに高く設定していると結局何もできず、時間と年数だけが経っていきます。
良い物件があれば買う・・・と皆がそう思っているハズですが、そんな都合の良いことはなかなか起きないのが現実社会です。
どこまで条件を絞り込んで、自分が許容できる範囲を狭めていくか?・・・これが一歩を踏み出すときに必要な考え方です。
10の条件が揃ったら進むのではなく、7の条件が揃ったら進む、あるいは5の条件が揃ったら進む・・・と自分で決めることが大事だと思います。
投資はとにかく一度経験してみること、一歩踏み出して経験値を自分の中に取り込むことが後々に有効となっていくと思います。