会社組織の上位職に就いているリーダーなど、多くの人の上に立つ人ほど「人格の良さ」が求められますが、加えて「環境適応力」も求められるものです。
ちょっと極端に言えば、人格がどうであっても上位職に就くことはできますが、環境適応力が弱いと上位職に就くことは(一般的には)できません。
各種リーダーなど人の上に立っている人には環境の変化に適応していける発想や思考法を身に付けてもらいたいものです。
「そうした発想・思考法」を身に付けるとどうなるか?・・・というとピンチをチャンスに変えられるようになります。
これは結構重要なことだと思います。
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人が生きていく/会社を運営していく過程では、必ず「さまざまな問題に直面」します。
問題を解決できなければ、ピンチのままアウト!となります。
また、単純に解決するだけでもあまり意味がない・・・かもしれません。
解決すると同時に、そのピンチを逆に良い機会としてそこから飛躍することが大事です。
有名な「孫子」という兵法書にはそうした問題を解決するための思考法が書かれていると言われます。
そのため、現代社会においても孫子を学び続けるリーダーは多いですし、未だに孫子の人気は衰えていません。
また、似たような観点で言えば「易経」「老子」という中国古来の兵法書も有名です。
古(いにしえ)より戦争・天災・不治の病などによっていろいろな困難に直面してきた人類は、その苦しさに耐えながら、問題を解決に導こうと努め、そうした困難に打ち克つ思想を育んできたと言えます。
その代表的なものが、中国の「孫子」「易経」「老子」なのだろう・・・と思います。
これらは、すべて「変化対応」を説いている・・・と言われています。
→ 「孫子」では「変化の中での問題解決の思考法」を説いています。
→ 「易経」では「変化の中でこうすればこうなる」ということを説いています。
→ 「老子」では「変化の本質を見極めることの重要性」を説いています。
だから、これだけ時代を経ても今なおこれらの書籍が本屋さんの店頭に並び、それなりのリーダー諸氏たちが絶賛し続けているのだと思います。
「孫子の兵法」に加えて「易経」や「老子」を学べば、変化対応力がかなり身に付くと思います。
その結果、問題解決の達人に近づけるようになります。
リーダーは「問題解決の達人」を目指すくらいでちょうど良いと思います。
巨大な壁が目の前に立ちはだかったとき、そこで押しつぶされて消えてしまうのか、それともその困難を克服して壁を乗り越えて行けるか・・・がその後のその人の人生を大きく分けます。
どんな苦境にあっても、そこで挫けることなく、時間をかけても必ず克服して逆転していけるリーダーを目指して、多くのサラリーマンに今から勉強・研鑽を積んでいってもらいたいな・・・と思います。