「右を考え、左を考え、下のことも上のことも考えよう。やる気さえあればどれだけの考えが見つかることか」
ドクター・スース(アメリカの絵本作家)
問題解決のためには、既成の理論や概念に囚われないで多角的多面的に捉えることが大切だということを言っているのだと思います。
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有名な「コロンブスの卵」という言葉があります。
由来はこうです。
→ 探検家であるコロンブスが新大陸を発見した後に貴族のパーティーに出席したときの話です。
悪意ある貴族たちがコロンブスに嫉妬してこう言います。
「我が国には優れた人材が豊富なので、あなたでなくても新大陸の発見は誰にでもできた」・・・と。
するとコロンブスはそこに置いてあった卵をテーブルに立てるようその貴族に言います。
でも、中傷してきた貴族は結局誰もできません。
そして「コロンブス君だってできないだろ?できるものならやってみせなよ」と言い放ちます。
コロンブスは卵の尻の部分をテーブルでグシャリと潰し、全員の前で卵を立てて見せました。
貴族たちは、そんなやり方なら自分にもできるさ・・・と言い訳しましたが、コロンブスは平然とこう言います。
「新大陸の発見もこの卵を立てるのと同じで、誰かが成功した後であれば誰だってやり方は理解できるもの。でも、それを最初に思いついて実行することが重要で難しいのだ」・・・と。
冒頭に書いたドクター・スース(アメリカの絵本作家)の言葉「右を考え、左を考え、下のことも上のことも考えよう。やる気さえあればどれだけの考えが見つかることか」とコロンブスの卵の逸話を肝に銘じておくことはサラリーマンにとって大切なことだと思います。
安易に「できない」と決めつけることなく、いろいろな角度から物事を捉え直して解決策や良手・妙手を検討していく姿勢は大事だと思います。