
大変なこと(=自分にとって良くないこと、イヤなこと)に直面した時には、誰でも気分が落ち込み、諦めたくなります。
そんなときに「ワクワクしなさい」と言っても無理です。
落ち込むときは落ち込むものです。
ただし、いったんは落ち込んだとしても、人はそこから這い上がる/立ち直ることができる動物です。
要は、その立ち直りが早いか遅いかだけです。
できることなら、早く立ち直るためにも「本当の『大変』とはこんなもんじゃない」と自分を鼓舞して、もっとヒドイことと比較して自分のほうがまだ恵まれている・・・と無理無理にでも慰めたいところです。
でも、口で言うのは簡単ですが、人はなかなかそう簡単には立ち直ることはできないのも事実です。
人は大変な時にはの世界に入り込んでしまう傾向がありますが、でも、実際、世の中にはもっともっと大変な目に遭っている人はいるものです。
しかも、そうした自分以上に大変な状況にもかかわらず、それを見事に克服していく人もいます。
かつて、歌手の矢沢永吉さんは49歳の時に35億円もの詐欺事件で借金を背負いました(その後、何と6年で完済!)。
トランプ大統領もかつては4回も破産していますし、民事訴訟で700億円もの巨額賠償を抱えている・・・とか。
「それらに比べれば、まだまだ!」という踏ん張りの気持ちになれるかどうかは、情報力と想像力の成せる業です。
目の前に何か大変な障壁があっても、そこで絶望に浸る必要はありません。
どうせそれがいつかは乗り越えなければならない障壁なら、「乗り越えるなんて無理」とネガティブに思うより、「乗り越えてる人もいるハズだし、もっとすごい障壁を乗り越えている人もいる、自分も何とかできるハズだ」と無理やりにでも思うようにするだけです。
障壁が現れた、と認識した後は、それが「障壁との戦いだ」と思うのではなく「自分の気持ちとの戦いだ」と思うほうがベターです。
一端は落ち込むのも良し!・・・でも、長きに渡ってそれに引きずられて自分を責めない/自分を悪くしない・・・ことが大切だと思います。