冷蔵庫や野菜かごに何が入っているかを見て、今日の食事はこれにしよう・・・とすぐに頭の中でイメージできる人は料理に慣れている人です。
あり合わせのモノを組み合わせて、一つの結果に導く力がある人だといえます。
仕事でも、そうしたいくつもの材料を加減乗除して求められている結果を出す人は 「仕事ができる人」と称されます。
こうした能力は一種の「編集能力」と呼ばれます。
別名「頭の良い人」です。
AがなくてもBで代用可だ・・・とか、Cがないなら方向を変えて別のやり方でやってみよう・・・とプロセスを変化させながらもそのどれもが適切に対処できている人です。
「無いもの」を前提に「だからできない」とネガティブに考えるのではなく、「あるもの」を前提にポジティブに物事を考えます。
こうした編集能力の高い人は、同じ材料を使っても繰り出す技が多才なのでいろんな結果を出すことができます。
その結果から見ても材料がどんなことだったのかわからないくらいの感じです。
逆に、編集能力の低い人が行なえるのはたいてい一つだけのプロセスです。
だから、結果を見れば用意されていた材料がだいたいわかるような感じです。
これからの時代にサラリーマンがビジネスマンとして生き残っていくとすれば、一つにはこの「編集能力」を磨き高める努力も必要になってくるでしょうね。