ソフトバンクのCMで、小日向文世さん演じる悪代官がコシヒカリの米俵を徴収しようとしているのがあります。
あれを見て、聖書マタイ伝にあるフレーズを思い出しました。
「富める者はますます富み、貧しき者は持っている物でさえ取り去られる・・・」
世の中、富める人とそうでない人がいると仮定したとき、ある局面ではお互いに近づいてその差が少なくなっていくのですが、ある局面ではどんどん差が開いて二極化がますます顕著になる・・・と思います。
それはまるで、陸上競技場のトラックで競走をしているのと似ています。
足の速い人と遅い人の差はスタート直後から徐々に開いていきます(←富める者と貧しき者に分かれる)。
やがて、足の速い人は一周して足の遅い人に追いつくかのように近づいていきます(←富める者と貧しき者の差が縮まる)。
そして、足の速い人はまた足の遅い人を追い抜き再度突き放していきます(←再び富める者と貧しき者との差が広がる)。
・・・後はその繰り返しです。
両者を分ける最大の違いは、能力差というよりも「行動量と継続力」にあると思います。
足の速い人は足の遅い人よりも確実に行動(運動)していて、しかもそれを継続しているから馬力が出てスピードも出ていきます。
成功する人と失敗する人、
儲かる人と損をする人、
出世する人と左遷される人、
稼ぐ人と稼げない人、
自由な人と不自由な人、
お金持ちと貧乏な人、
・・・どんな切り口でも構わないのですが、すべてそうした対極関係にある人の差は「行動力と継続力」によるところが大きいのかもしれません。
行動力と継続力・・・言い方を換えれば「習慣」とも言えそうですね。