もう亡くなられましたが、小林正観さんという有名な人がいます。
正観さんは
『ありがとう』こそ、現在ある言葉の中で最高の影響力を持つ
と説き続けられました。
「思わず宇宙が応援したくなるから・・・」だとか。
そんな「思わず宇宙が応援したくなる生き方というのは果たしてどんな生き方なのか?
正観さん曰く、宇宙の構造は執着を持って求めるほど遠ざかる・・・と。
言ったことが叶うのではなく、言った言葉をまた言いたくなるようにセットされる・・・というのが正観さんが掌握した宇宙の方程式だそうです。
たとえば「営業でナンバーワンになりたいと年間千回言ったとすると翌年もまたその言葉を千回言うようになるし、健康がほしいと言っている人は来年も再来年も同じことを言い続けることになる」・・・と。
どういうことかというと、その願い・想いが叶っていないために毎年毎年同じことを言い続けてしまうわけで、これが正観さんが説く「言ったことが叶うのではなく、言った言葉をまた言いたくなるようにセットされる」ということです。
だから、この法則を逆手にとって先にいつも「ありがとう」という感謝の言葉を唱えておけば、来年までに実際にその言葉を言いたくなるような出来事が自分に起きる・・・と。
面白い発想だと思います。
「ありがとう」を仮に1万回言ったとすると、来年また「ありがとう」を1万回言いたくなるような現象が今年中に自分の身に勝手に舞い降りてくる・・・というわけです。
それがどういった事象かはわからないけども、とにかく「ありがとう」を言いたくなる現象が1万個セットされるという不思議なことが起きるとしたら、その手を使わない手はありません。
「ありがとう」という言葉に限らず、正観さんは「嬉しい、楽しい、幸せ、ありがとう、ツイてるといった言葉をずっと言っていると、言った回数だけその言葉をまた言いたくなるようにセットされる」・・・と説いておられます。
宇宙の仕組みがそうなっているらしい・・・とわかれば、後はそれを毎日使いこなすだけです。
ものすごく簡単で、お金もかかりません。
十年以上も前に私はこの発想と出会い、以降継続してその行動を取り続けてきましたが、不思議とこの発想は当たっていると思います。
宇宙の方程式に沿って有意義な言葉を使うことで人生を潤し豊かにすることが簡単にできるとしたら、やらない手はありませんね。