自分の人生で何か欠乏感がある・・・何となく満足できない、という人がいたら、それは自分の人生をもっと深く考える必要があって、実はもっと多くのことにチャレンジする価値があるということを教えてくれているのかもしれません。
いっそ海外に飛び出して諸外国を巡るくらいの大胆な行動を起こすと良いかもしれません。
仮に今、下りのエスカレータに乗っているとしたら、そこから飛び降りて上りのエスカレータに移らないと、今後どんどん辛くて切ない人生を送ることになりかねません。
外国へ行くにはパスポートが必要ですが、驚くことに日本人でパスポートを持っている人って、たったの23%だそうです(4人に1人未満)。
イギリス 76%
カナダ 66%
アメリカ 42%
韓国 40%
と比べればかなり低い数字です。
また中国は13%だそうで、これと比べれば日本のほうが高いですが、中国の場合は総人口が多いですから13%と言っても人数では1.6億人となり日本の総人口(1.2億人)より多くなっています。
日本の総人口より多い人がパスポートを持っているわけですから「爆買い」の効果・影響力はやはりスゴイものがあると言えそうです。
日本はシンガポールと並んで世界パスポートパワー1位の国です(パスポートパワーというのは「パスポートの所持だけで世界で最も多くの国家にビザ無しで行くことができる」という意味)。
日本の低いパスポート所持率が意味するのは、いまだに鎖国の感覚が抜けきれない/挑戦意欲が少ない/グローバル化から取り残されている・・・ということのような気がします。
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日本という国は歴史的に見れば海外と交流して海外の文物を取り入れ大きく発展してきた国です。
巣ごもりでじっと内に籠っていたらダメだと思います。
富裕層が少しづつ海外に流出している・・・とは以前から言われていることですが、少子化・高齢化・赤字財政・増税・・・といった時代背景がある今が日本という国の一つの曲がり角かもしれません。
そんなときに海外に行ける人がたったの23%しかいないとしたら衰退する未来しか浮かびません。
今後もっとパスポート保有率が上がって、海外に出かける人が増えることを期待しますが、時代は円安傾向にあるので後になればなるほどそのハードルが高くなってますます世界に飛び出しずらくなる恐れがあります。
でも、これからの時代で富と幸せを掴み取る人の多くは海外と線が繋がっている人でしょうから、若い人はチャレンジ精神を失わないで果敢に生きてもらいたいと思います。
私自身も16歳の時に初めてアメリカに留学して価値観が一気に変わって人生が変化したわけですが、それは15歳のときに目の前のチャンスを自らの手で掴み取ろうと行動したおかげでした。
話が逸れましたが、多くの人がパスポートを単なる身分証明証の一つで終わらせず、海外へ自由に行き来するための必須道具として活用してもらいたいと思います。