会社を辞めて10年以上も経つと、以前の会社には知っている人もいれば知らない人も在籍しています。
元部下の社員の中には退職していった人がいれば、いまだに現役で頑張っている人もいます。
そんな現役継続の社員の中であまりうまくないパターンは「何も考えず、ただただ何となく働き続けている・・・」といった人たちです。
会社が定める定年退職の日を迎えるまで、何も考えず毎日出勤・退勤を繰り返して自宅と会社を行き来するだけ・・・の人たちです。
そうした人たちに「今の仕事をしていて楽しいのか?やりたくて、やりたくて、やりたくて、やってるのか?」と聞くと、たいていの人の返事はNOのハズです。
入社当時(今から数十年前)はやる気満々!で自分がやりたいことやいろんな夢や目標もあったと思われますが、長年のサラリーマン生活の中でそうしたことは忘却の彼方へ追いやり、今では惰性で働く、生きている・・・という傾向が強くなるのが通常のサラリーマンの生き様かもしれません。
20代の勢いのある頃と40代~50代になった今とでは家族構成も違いますし、定年までの年数もかなり変わりました(縮まりました)。
結婚もしていて子どもがいる人も多いハズです。
無謀な挑戦・・・リスクが高いこと・・・には手を出しづらくなっています。
歳を追うごとに、残念ながら気力も知力も体力も衰えていきます。
人生全体を俯瞰したとき、明るい将来を想像できるかどうかは大切なことですが、近視眼的に現在しか見ていない生活を繰り返していたら長期目線は失われ、明るい将来を想像する気力も衰えてきます。
人生は「長期的視点」と「俯瞰する力」が大切です。
多くのサラリーマンは、会社員生活が長くなればなるほど人生を長期的視点で全体を俯瞰することが苦手になっていきます。
自分の人生を俯瞰して、これからの生き方を長期的視点でしっかり考えるクセを身につけ、折に触れて「確認する」ということをやってみると良いと思います。