学生のアルバイトを考えたとき、正式な就職と違って有益な点を挙げるとすればこうです。
1.仕事にはどんな種類があるのかを知れる
2.いろいろな仕事を経験して自分が将来継続してやりたくなる領域を見つけられる
3.年齢・経験の異なるさまざまな人と知り合いになれる
ここでのポイントは、決して時給の高さとか、会社の規模とか、有名度合いなどではない・・・ということです。
学生アルバイトは「何をやらせてもらえるのか」という点に重きを置くことが大事だと思います。
なぜなら、正式に就職してしまうと、もうそういったことは経験できない・・・からです。
ここが勝負の分かれ道です。
一度は「単純繰り返し作業」をやってみるのも良いですが、これは将来の芽がありませんから一度くらいの経験に収めておいて、どんどん違う仕事に手を出してみるのが良いと思います。
アルバイトでありながら「営業(セールス)」の仕事をさせてもらう・・・なんてとても良い経験になると思います。
また、バックオフィス系のアシスタントといった仕事も会社の仕組みを理解するのに役に立つと思います。
バックオフィス系というのは、総務、人事、経理・・・といった類の領域です。
これらの部門はどこの会社にもあり、しかもやっていることはほぼ同じなので、何らかの気づき・知識の吸収を得られると思います。
他の会社でも使えるスキルが身に付いた・・・ということになりやすいと思います。
学生アルバイトでは、「給料をもらえる」という現実面でのメリットもありますが、目に見えないところでは「普遍的な仕事を教えてもらえた」ということが挙げられます。
「そうした経験を積ませてもらっているんだ」と解釈して仕事をすると良いと思います。
極端なことを言えば、アルバイト先が多少のブラック企業であっても、他社で汎用可能なスキルや経験を積めるのなら一時的な勤務はそれでも良し・・・と考えるのも場合によってはアリだと思います。