多くの人が「稼ぎたい稼ぎたい」と言いますが、面白いことにそうやって「自分が稼ぎたい=お金を得たい」と言っている人よりお金を稼いでいる人は「他人に稼がせたい=他人にお金を得てもらいたい」と言っている人だったりします。
タライの法則(盥/タライの水を自分のほうに引き寄せるのではなく、向こうのほうに押し戻すほうがかえって自分のほうにたぐい寄せられてくる)というのと似ています。
本当に稼ぎ続ける人は実は他人を稼がせよう稼がせようとしている(←本人が意識しているかどうかは別として)だと言えるかもしれません。
一つの理由は、他人に稼ぎ方を教えることによってお金を稼ぐための原理原則を自分自身が深く理解し始めることにあるような気がします。
例えて言うなら、部活動で上級生が下級生に指導する過程で上級生自身が深く理解し上達していくのと同じです。
面白いことに、世に中には自分が手放したことが巡り巡って自分が手元に還ってくる・・・ということがあるものです。
今年・・・来年・・・をさらにすばらしい年にしていきたいなら、その一つの方法として「他者に教える/指導する」という習慣を取り入れてみると良いかもしれません。
人に教えることはしばらく巡った後に自分に戻ってきます。
自分が習ったこと/すでに知っていて上手にできることを誰かに教えてあげて有効に活用してもらうと、それが自分自信の成長や幸せにつながっていくということです。
「他者に教える」という活動意欲を持つと、今以上に自分自身の学びも奥深くなります。
単に読んで聞いて学ぶだけのときよりも数倍のスピードで進化すると思います。
「他人に教える」という手法で自分が成長できるというのは古くから継承されてきたやり方です。
最近はそれを忘れてしまった人も多いかもしれませんが、改めて活用してみると良いと思います。