人生では必ず「初めての体験」という局面があります。
食材で何かを食べるときもそうですし、どこかへ出かけていく場合もそうですし、見知らぬ誰かと会うときもそうです。
「初めの体験」は、初めてだけにドキドキ・ハラハラするものですが、そこである程度の経験を積んでいくと次回からは単なる通過点になり何も感じなくなります。
初めて行く道は時間がかかりますが、何回も通った道はそれほど時間を要しません。
「初めてのときはいろんなことを確かめながら」・・・なので余計に時間がかかるのだと思います。
試験問題でも同様で、「初見」ではそれなりに思考回路を働かせますが、問題集を解きまくって初見ではないときだと「あ、これ、以前やったな」・・・「あ、これは覚えている」となり、サクッと解けたりします。
慣れとは不思議なもので、初めてのときはあんなに時間がかかったり難しかったりしたものが、慣れてくると「スーッ/サクッ」とできるようになります。
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仕事でも、プライベートでも、何か諸問題に遭遇したなら、そこで自分にこう問いかけてみてください。
Q. これは自分にとっての初めての体験だな?
→ 答えがイエスなら、初めての体験なのですからよくわからないのは当たり前です。
ドキドキ・ハラハラするのも当然です。
サクッと解決できなくても当然・・・です。
うまくできない/思うように進められない自分を責める必要はありません。
むしろ、今、初の体験という良い経験をさせてもらっているんだ・・・と好意的に解釈し、「この体験を良き経験値に変えよう」と前向きに捉えておくと良いと思います。
きっと、今の体験が役に立つ日が来ると思います。
初めてやることがすんなり上手くできてしまうなんてことは滅多に無いわけで、たいていは失敗したり、痛い思いをするものです。
でもそれは本質的には「失敗」ではありません。
未来につながる一つのステップ/通過点に過ぎません。
そんなことで凹んだり、落ち込んだりする必要もありません。
極論を言えば、人生が充実しているかどうかはどれだけ多くの初体験をやったことがあるか・・・とも言えます。
特に新入社員や社会人1年目の人は、見ることやることすべてが「初の体験」であることが多いハズですから、柔軟な発想で前向きな気持ちで日々を過ごすことが大事だと思います。