「人に会うとき、相手が自分にどう役立つかを考えず、自分がどう相手に奉仕できるかを考えるが良い」・・・とは、ロシアの文豪トルストイの言葉ですが、この発想は大切だと思います。
ビジネスでも有効ですし、会社内でもこうした発想をもって他部署の人とかかわるようにすれば、社内は平和で団結力や結束力がアップすると思います。
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何らかの「表彰制度」があると、社員たちの意欲を引き立てやすくなります。
多くの会社の表彰制度は、「直接部門=売上に直結する業務を担当する部門」を対象にしがちです。
確かに直接部門は成果を数字で測定できるので、「数字をもって表彰する」という意味では運営しやすいのも頷けます。
でも、会社内には直接部門以外に間接部門で働く社員たちがいます。
そうした社員たちだって「表彰」してあげることは重要です。
「間接部門=人事・総務・経理」などはその成果を数字で示しにくいのも事実ですが、最初から表彰の対象外として省く姿勢はうまくありません。
1.数字以外のことで表彰する
2.数字に置き換える工夫をして表彰対象とする
などといった発想の転換が必要です。
もしいまだに間接部門の社員を対象とした表彰制度を設けていないといたら、早急に「間接部門の表彰制度の増設」をおススメします。
場合によっては「この程度で表彰されるの?」というやっかみの言葉が出てくるかもしれませんが、運営していく過程で行き過ぎだと思われれば都度変更していけば良いだけです。
目的は「メンバー全員に公正に表彰が行き届くこと」にあります。
また、表彰の中身は金銭(一時的なボーナス/昇給)である必要はなく、ちょっとしたモノ(商品)でも構いません。
各種金券でも良いですし、何らかのポイントでも良いと思います。
該当者が全メンバーの前で表彰され、拍手を受けながら賞品(賞金)を受け取ることにも大きな意義があります。
受け取る人はみな誰もが誇らしげで嬉しそうな表情を見せてくれるハズです。
褒められて気分を害する人はいません。
間接部門で働く人たち=縁の下の力持ちこそ大きなインセンティブで普段稼ぐことができない人たちですから、その苦労や貢献を表彰で報いることは重要なことになると思います。
組織運営では、やはり全方向的に全社員の意欲を掻き立てて維持する施策を講じることが大切だと思います。