サッカーの場合はレッドカードをもらうと選手はフィールドから即退場です。
会社経営で経営者にレッドカードを突き付けられる人はそう多くはいませんが、ときに社員が見るに見かねてそういう行動をとる場合があります。
その結果、たいていはカードを突きつけた本人がフィールド(会社)から退場していきます。
両者の言い分はあるのでしょうが、強きに立ち向かった弱き者(=社員のほう)がよほどガマンにガマンを重ねてきた結果の行動をとるケースが多いので、たいていの場合は経営者の側の非が大きいと思われます。
そして、そこまでの行動に出られる社員はたいていは「優秀な社員」であることが多く、したがってそんな優秀な社員が結局退職してしまうのは会社にとって大きな損失です。
そうならないためにも、決算期のたびに、また新年度を迎えるたびに経営者は自身の経営手腕/経営方針等を見直し、驕り高ぶっていないか?権力をかさに不当なことを押し通していないか?理不尽な言動をしていないか?などをチェックすると良いと思います。
改善できなかった場合は、いずれ優秀な社員を手放すことになりかねません(優秀でない社員は行くところがないので我慢してずっとぶら下がろうとします)。
それは辛い出来事なのではなく、至極当然な出来事です。
優秀な人は優秀な経営者のもとで働くべきですし、優秀なるがゆえにどこへ行ってもきっとうまくやっていけます。
優秀な人=ビジネスマン、優秀でない人=ダメサラリーマンと置き換えて考えてみると良いと思います。