組織力が弱い会社の特徴としてこんなことが挙げられます。
1.上司は商談相手や来客の前で平気で部下をけなしたりバカにしたり叱責する。
2.部下は、商談相手や来客よりも上司の顔色を窺って言葉を発する
一言で言えば「体育会系のノリが強い」ということで、言い方を変えれば「風通しが悪い」ということです。
これは上司の資質によるものだったり、会社の社風によるものだと思います。
上司が自分を誇示したがり、自分を偉く見せたがる人格の持ち主だと、ますますこうした傾向が強くなります。
その結果どうなるか?
・・・と言えば、上位職者の独裁色が濃くなっていき、組織力は全体的に弱まっていきます。
部下は上司に「ノー」と言うことができませんから社内にはイヤ~な閉塞感が漂っていき、肝心の上司はそれに気づかないので社員の中で孤立化していきます。
やがてどこかで事故・事件がおきます。
ほとんどの大企業は多かれ少なかれこうした問題を内包していると思います。
組織は残念なことにこうした無能な上司を排除することが苦手です。
こうした社風に風穴をけるのはたいていの場合、外圧です。
一般企業に限らず、政治の世界・・・でもそうした傾向は強いかもしれません。
事件が起きてから外部のメスが入ってそこからやっと変化しますが、本来はそれでは遅きに逸する!です。
本当は内部で自浄することが理想的なのですが、現実的は難しいものですね。
それだからこそ余計に人の上に立つ者=上司と呼ばれるリーダーは高くて良質な人間力が求められますし、人間力の弱い人をリーダーに就けてはいけないと思います。