何かを始めてもなかなか続かない・・・という人は多いと思います。
まあ、人間ってそういうものです。
なぜなら、人は飽きるから・・・です。
同じ状態をずっと維持・継続することに飽きてしまうわけです。
では、どうすれば長続きさせることができるか?
それは「他人との約束を組み入れる」ことがヒントとなります。
たとえば、こんな例を考えてみてください。
A. 朝5時に起きてランニングをする
B. 朝5時に起きて誰かにモーニングコールをかける
どちらが確実に朝、起きられるか?
ほとんどの人はBと答えると思います。
なぜか?
それは、自分だけとの約束ではなくて自分以外の人との約束が加わっているからです。
多くの人は道徳観念(=他人との約束を守ることは大切/他人に迷惑をかけてはいけない等)をある程度身につけています。
その結果、他人には嫌われたくない・・・むしろ他者からの承認を受けたい・・・という欲求を持っています。
そのため、他人との約束を簡単に破ることを非として、しっかり守ることを是とする自分がいます。
自分の行動が他の人に良くも悪くも影響を与えるとなると、そこには責任が生まれてちゃんと実行しよう・・・となります。
自分だけとの約束(ランニングのために起きる)なら、どこかで甘えが出てしまって起きない日があるかもしれません。
でも他人との約束(モーニングコールをかける)なら、迷惑をかけてはいけない!という思いのほうが強くて、朝起きることに意識の焦点が向かいやすくなります。
この発想をビジネスや仕事に活かして考えると、自分の能力アップや目標達成や自己成長につなげることができます。
重要なポイントは「誰かと約束する」ということです。
特に、自分にとって嫌われたくない人や信頼を失いたくない人と約束すると効果的だと思います。