カジノIR推進法案とは、カジノを中心に宿泊施設や商業施設や各種テーマパークなどを一体的に整備することを指し、「IntegratedResort:IR=統合型リゾート」の設立に関する法案です。
既に2016年6月に公布・施行されています。
正式名称は「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」です(覚えられない)。
今後、折に触れカジノリゾートの建設が取り沙汰され、いわゆる「利権ビジネス」が密かにスタートしていくと思います。
通常、どんな利権であってもその周りには大金が渦巻き、大きなビジネスチャンスが生まれます。
同時に、投資・投機のチャンスも増えていくものです。
特に投機という観点では、初期段階で他の人よりも早く買付(購入)することで多額の利益を狙うことができます。
なぜなら「安く手に入れる」ことができるからです。場合によっては「創業(者)利益」とも呼ばれます。
ニュースで言われているカジノIRが推進される地域は、「大阪の夢洲」や「北海道の苫小牧」や「長崎のハウステンボス」などですが、果たして本当にこれらが先陣を切るのかそれとも別の地域に白羽の矢が当たるのか・・・???
聞いたところによると、この3箇所だけでも900種類の新たな職業と10万人以上の雇用が創出される!・・・そうです。
2019年は東京オリンピック前年ですが、その裏側で「カジノIR元年」となるかもしれません。
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一般的には「カジノ=賭博場」・・・といった感があります。
ところが、これに一言加えて「カジノリゾート」と呼ぶとき、「カジノリゾート≠賭博場」であり、カジノリゾートを即・賭博場と理解するのは間違っているようです。
カジノリゾートとして有名なのは何と言ってもアメリカのラスベガスですが、ラスベガスのカジノリゾートはその大部分が実はカジノではなくて、ショッピングモールや劇場、ホテルなどで占められています。
そのため、家族でラスベガスに旅行しても、ショッピングや劇場で鑑賞して楽しんで、まあ多少はカジノでお金を賭ける・・・といった感じになります。
日本でも同じような設定になると聞きました。
言葉は、その定義づけやとらえ方次第でいくらでも人のイメージ・印象を変えさせます。
日本のカジノリゾートでは敷地面積の3%しかカジノを運営することができず、97%は遊園地だったり、ショッピングモールだったり、他の施設で運営されるそうです。
随分、初めの印象と違ったテーマパークになりそうです。
これから日本に建設されるカジノリゾートもラスベガスと同じように家族連れで楽しめるリゾート施設になるのだと思います。
街中のパチンコ屋とはわけが違う・・・のでしょうね。
中身の本質をよく理解せず表面的な言葉・・・自分勝手な解釈・・・で、物事を頭から否定してしまう人がよくいますが、そういうレベルの低い次元での言動を慎み、自分の目で確かめ、知識と経験則を駆使して未来を読む・・・という姿勢が大事です。
カジノリゾート/IR・・・という言葉の響きにも同様の視点をもって臨むことが大事だと思います。