『真の企業リーダーになるための教科書: 自分と組織を伸ばすリーダーの心得 組織・マネジメントシリーズ』
本書は、企業経営者が真のリーダーを自社の組織に存在させていくことを願って、真のリーダーがとるべき行動や思考、発想、習慣などを解説したものです。
企業における社員は一人ひとりがダイヤの原石みたいなものです。
人間ですから切ったり割ったりすることはできません。
企業活動を行うに当たって、社員は人的経営資源(人的資源)と呼ばれます。
その人的資源である社員を適切な部署に配属して、適切なマネージメントのもとで活かすことによって企業経営は成立しています。
そのマネージメントを行う人がマネージャーです。
マネージャーにはリーダーという存在が上位概念として存在していて、マネージャーとリーダーは連帯して業務の責任を負います。
ただし、マネージャーとリーダーは必ずしも分けて考える必要はありません。
会社によってはマネージャーとリーダーを別々に存在させているところもありますが、真のリーダーはリーダーとマネージャーの役割を兼ねている一人の存在です。
意図せずにたまたまリーダーとマネージャーを区別していないのではなく、意図的にリーダーとマネージャーを分けずにその責任と権限と役割を一人のリーダー(真のリーダー)に担わせている組織は強い組織となり得ます。
ただし、その真のリーダーにはそれだけ強力な権限と責任が付随しますから、それに見合うだけの人間力が必要です。
本書は、企業経営者が真のリーダーを自社の組織に存在させていくことを願って、そうした真のリーダーがとるべき行動や思考、発想、習慣などを解説したものです。
本書を通じて、そのヒントを少しでも多く得ていただくことを願っております。
目次
はじめに
第1章 真のリーダー像
1.真のリーダーは部下から感情的納得を得る
2.真のリーダーは部下の自己重要感を大切に扱う
3.真のリーダーは求心力と遠心力をあわせ持つ
4.真のリーダーは部下の行動・努力をほめる
5.真のリーダーは怒らず、叱らず、注意する
6.真のリーダーは「指示」はしても「支配」はしない
7.真のリーダーは部下にトライさせる
第2章 部下育成
1.部下に気づかせる
2.部下育成とは?
3.部下に同じ達成感を2回味あわせる
4.部下指導で通る「緩急の道」
5.部下を日報でメンテナンスする
6.人を残すは上なり
7.部下は4つのジンザイに分けられる
8.人罪社員をはびこらせない
第3章 組織で活動するということ
1.リーダーは触媒たれ!
2.◎太陽マネージメント ×北風マネージメント
3.「一人でやる」から「組織でやる」へ
4.恣意の一貫性のワナにはまらず組織シナジーを発揮する
5.組織シナジーを発揮するためには社員を磁化させる
6.組織は人間で構成されていることの意味
7.組織を伸ばすリーダーと伸ばせないリーダーの違い
終わりに
ご案内
わかりやすく共感しやすい内容
(Amazon Customer様)内容的にすごくわかりやすくもあり、感銘をおぼえる内容でした。実践していきたいと思います。