ピタゴラスの定理で知られる古代ギリシャの数学者であり哲学者でもあるピタゴラスはこう言っています。
「怒りは無謀をもって始まり後悔をもって終わる」
その時の瞬間的な反応で「怒り」を感じ、それをつい相手にぶつけてしまうことは誰にでもあると思います。
でも、冷静になったときにそのことを悔やみがちです。
感情は後先考えずにやってきます。
人が人間社会を生きていくうえでは「その場限り」ではなく、「その先の未来も含めて」考えて行動することが大切です。
端的に言うと、「短期目線止まり」か、それとも「長期視野を持っている」かの違いです。
これができるかどうかが「大人と子どもの違い」であり、「デキる人とデキない人の違い」であり、「好かれる人と嫌われる人の違い」なのだと思います。
また、下手に怒りを表してしまうと、それに呼応するがごとく相手もまた怒りを表してしまうので、そうなるとますます悪循環に陥ります。
シャンパンピラミッドよろしく、一番上のグラスが自分で、「自分から溢れたものがまわりに伝達、伝染していく」という発想を持つと良いと思います(良いも悪いも)。
誰しも「怒っている人/怒りや悪意の感情をあらわにしている人」には近づきたくないものです。
そんな人に自分がなることは全くもって得策ではありません。
八つ当たり、ぶち切れしないことは子どもではなく大人としての大切な嗜みの一つだと思います。