
どっちを向いてもピンチ! というときの表現に「前門の虎、後門の狼」という言葉があります。
解決策を考えたとき、Aという手を使うのはダメだしBという手もうまくない・・・かと言って何もしないわけにはいかない・・・という場合によく使われます。
人が生きていく中で、こうした状況に近い環境に遭遇することは少なからずあるものです。
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「今日」という日も、考えようによっては前と後ろから難題にはさまれています。
前・・・行く手を阻む虎は「将来への不安」です。
後・・・背後から迫る狼は「過去の後悔」です。
仕事を失うのではないか不安だ・・・という虎もいるでしょうし、昨日調子に乗って飲み過ぎてしまった! ・・・という狼もいると思います。多くの人はそうやって未来と過去のことで思い悩んだりして、今日に集中する度合いを薄めていたりします。
自分のエネルギー100のうち、将来の不安に40、過去の後悔の念に30費やしていると、今に集中できるのは30になってしまいます。
ビジネスマンは常に全力投球で今に100を注ぐ努力をしている人です。
オフタイムには気持ちを切り替えますが、オンタイムでは未来・過去へはエネルギーを傾けることなく現在の一瞬一瞬に自分の力を出し切ろうとするわけです。
かつてカーネギーもこう言いました。
「過去と未来を鉄のドアで閉ざすのだ。そして今日一日という限られた枠の中で生きよ」
・・・と。
過去や未来のことを完全シャットアウトするのはムリな注文かもしれませんが、心の姿勢としてはそういうつもりで日々の仕事に臨むことが大事だと思います。
来年への不安を来年への「抱負」に変え、また今年1年の後悔を今年1年の「感謝」に変えて、「今日」という日を素敵に生きていきたいものですね。