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「人生は何もしないで過ごすにはあまりにも長いが、何かを成し遂げようとするにはあまりにも短かすぎる」
・・・とは、中島敦の『山月記』の中で主人公の李徴(りちょう)が自分の挫折を自嘲していう言葉です。
なかなか言い得て妙だと思います。
物事に真剣に取り組もうとするとき、「時間が足りない/もっと早くに取り組めば良かった・・・」と思う人は多いと思います。
もっと早くに取り組まなかった(取り組めなかった)要因の一つとしてよく出てくるのは「金銭面の問題」です。
「世の中お金じゃない!」と言う人は多く、確かに「お金が100%すべてではない」ですが、でも、「およそ95%はお金で解決する」・・・です。
お金があれば世の中の9割以上の問題は解決します。
問題が解決して「お金の問題ではないこと」が明確になると、そこに「自分の本当の欲求」が見えてくるかもしれません。
自分が本当にやりたかったことに気づき、それに向かって方向転換できる人は優秀ですし、既にそうしたことをやれている人は幸せだと思います。
社会人になって「お金」から目を背けてしまうのはおススメできません。
もったいない人生(生き方)を強いられることになりかねないからです。
後悔のない生き方が一番です。
そのためにも「人生は何もしないで過ごすにはあまりにも長いが、何かを成し遂げようとするにはあまりにも短かすぎる」という言葉を肝に銘じておくと良いかもしれませんね。