
お金の稼ぎ方は、大別すると「自分で働いて稼ぐ」か「自分は働かずに稼ぐ」かに分けられます。
多くの人は「前者しかない」という固定観念を持っているので、大学卒業後はほとんど何も考えずに「就職するのが当たり前」とばかりサラリーマンや公務員になります。
ところが、若干22歳前後の頃はそうであっても、その後、組織内で社会経験を積むにつれ、後者の「自分で働かずにお金を稼ぐ」という道もあることに気づき、中には自分もその道を歩みたい!・・・と意識する人も現われます。
サラリーマンが身近で「自分では働かずにお金を稼ぐ」人の代表例として見るのは「経営者」です。
会社経営者は、重役出勤と言われるように会社に来る時間は遅く、会社にいても特段仕事をしている風には見えません。
また、サラリーマンが身を粉にして遅くまで働いているのを尻目に好きな時間に退社したり、退社後に「飲みに行く/接待する・される」という行為をしたりします。
まあ、広い意味ではそれもまた働いていると言えるのですが、下っ端サラリーマンの目には「会社に来たり来なかったりなのに自分の何倍もの給料をもらっている、いいなあ!自分もそうなりたいなあ・・・」と映ります。
こうしたお金の稼ぎ方は「役員報酬」であり、厳密には働いていないわけではなく、本当に働かないでお金を得るとしたら、この場合は「株主としての配当金収入」ということが当たりです。
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その他にも、自分が働かないでお金を稼ぐ方法の一つとして、特許・印税といった収入源を持つことが挙げられます。
ただし、特許・印税の類は、
1.その権利を持つまでが超タイヘン
2.当たれば大きいけど、安定さに欠ける
という不安要素が残ります。
一般的な人/凡人にはほぼムリと言って良いほどハードルの高いモノです。
もっとハードルを下げて検討したときに外すことができないのが「家賃収入」という収入源です。
自分の能力に関係無く、しかも安定的にお金を稼ぐ方法に一番近く、この手を逃すことはもったいないと思います。
実際、お金を稼ぐ方法なんて(合法であれば)何でもいい・・・と言えますし、誰かのため/誰かに感謝してもらえることであれば尚更です。
また、少し見方を変えれば、必要なだけのお金が稼げるのであれば別に出勤(場所や箱物の必要性)の有無や、ネットだろうがネットでなかろうが(リアルビジネスかそうでないか)どうでも良い・・・とも言えます。
たくさんの不動産をローンを利用して購入し、それを貸し出して家賃収入を得て、結果としてローンの返済や経費を差し引いても年間に数百万円以上の手元金が残る、といった稼ぎ方で満足しませんか?・・・ということです。
不動産投資は、所有者個人の能力はほとんど関係なく、物件を買ってさえしまえば後はその物件が勝手にお金を稼いでくれます。
誰がオーナーだろうとその物件の家賃は同じですし、仕組み自体に変化はありません。
ここで大事なのは、「お金を稼ぐ直接の部分に能力はほぼ関係ない」が、「お金を稼ぐための仕組みを得るためには能力が必要」ということです。
不動産投資では、仕組みができ上がってさえしまえば(=賃貸入居者がいる中古ワンルームを買う)、後は誰が所有者であろうと毎月安定的に家賃という収入(=お金)を稼ぐことが可能です。
家賃収入を得るのに特段能力は関係ありません(賃貸管理会社に委託しておけばすべてやってくれます)。
ただし、「どの物件を買うか/そのための原資はどうのように捻出するか」という前段の部分においては個々人の能力次第です。
そうしたことにチャレンジするくらいの意欲は、一家の大黒柱として生きる人であれば持っておくと良いと思います。