
物事には「適正な水準」というものがあります。
人は食べないと死にますが、かと言って食べ過ぎるとさまざまな病気になります。
いくらラーメンが好きだと言っても、毎日3食ラーメンばかりだといずれ飽きます。
8月にエアコンをつけて気温を下げないと死にますが、かと言って冷凍室にずっと籠っていると死にます。
お金を浪費しすぎると貯金が尽きて借金生活になってしまいますが、逆にケチりすぎると家庭崩壊する可能性大です。
人に睡眠は必要ですが、だからと言って毎日20時間も眠っていられる人はいないと思います(せいぜい10時間程度)。
どんなことにも「適正水準」というものがあって一時的にそれを振り払って大きくブレることはあっても、結局は適正水準に収斂していくのが世の中の理だと思います。
人の長所と短所の関係もそうです。
一般的に「長所」と言われることも、それが行き過ぎると「短所」に陥ってしまいます。
逆に「短所」だと思われていたことであっても、突き詰めていくと「長所」としてとらえられることもあります。
長所は行き過ぎた短所、短所は行き過ぎた長所・・・というわけです。
そうした意味でも「適正水準」を保つことは大切だと思います。
古くは『論語』の中で「中庸の徳たるや、それ至れるかな」と孔子をもって賞嘆されています。
若いときは何かに尖っていることも一つの魅力に思えますが、あまりに行き過ぎると「過ぎたるは及ばざるがごとし」にもなりかねません。
人/場面/環境によって「適正水準」は都度変化すると思いますが、心がけとしてはそうした中庸・適正水準を意識しておくほうがベターのような気がします。
























