ビジネスでは、原則として苦手なことはしないほうが得策です。やるなら「苦手ではないこと」『相対的に得意なこと」などです。
「得意なこと」と言ってもそれがある程度の高レベル状態で、他社よりも抜きんでていなければ意味がありません。
得意は不得意かは自分の価値観ですが、それを他者が存在しているフィールドに持ちこむと、そこからは他人の評価基準が標準となります。
中には、自分では不得意と思っていたことでも世間の他の人から見たら水準が高いこともあると思いますし、その逆のパターンもあるわけです。
ビジネス社会では、自分の常識よりも世間の常識に従うほうが大切です。
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私は、もともとは営業に苦手意識を持っていましたが、勤務した証券会社の中では世界トップの実績も獲れた・・・わけで、これは当時自分の価値観を大きくひっくり返した時間の経過でした。
自分の中の常識と世間一般の常識とでは思った以上に開きがあるものです。
また、会社内には何となく苦手だなあ・・・と感じる人がいたりしますが、そういったときはけっこう相手もまた自分に対して苦手な意識を持っていたりします。面白いものですね。
苦手な人とムリに付き合うことはないと思います。
世の中は広いですし、出会う人もまだまだこれからたくさんいるでしょうし、そうした中であえて苦手と思う人と積極的に付き合っていく必要はないと思います。
会社内なので消極的に付き合う必要はあるかもしれませんが、それ以上意識を深める必要はないということです。
苦手意識はある意味では自分の内面が自分にアラームをならしてくれている大事な信号です。
それはそれでしっかり理解することが大切です。
そうしたうえで、自分の中で得意と苦手を感じるときに、世間の中でそのまま通用するかどうかを探る姿勢を持つことも大切だと思います。