かつてカエサルはこう言ったそうです。
「ローマで第二の地位を得るよりは寒村で第一位であるほうが良い」・・・と。
日本でも似たような考え方に「鶏口となるも牛後となるなかれ」という諺があります。
多くの場合これは当たり!だと思います。
当時のカエサルの考え方は恐らくこうです。
第二番目の地位にある者は、服従か反逆かあるいは妥協かの3つのうちのいずれかを選ぶしか術(すべ)がない
→ それは不幸なことだ!そうした生き様を選ぶくらいなら、範囲は狭くてもその中での第一番目に位置することを選ぶほうが幸福者になれる!
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現代社会の中でも、大きな集団・組織の中で埋もれてしまう(=ビリになる)よりも、たとえ小さな集団・組織であってもその中で活躍して目立つ存在になる(=トップになる)ほうがベタ―だと言われることが多いと思います。
サラリーマンの「給料など会社からの待遇面だけ」をとれば、場合によっては大企業に所属するほうが中小企業に所属するより高給になることもありますが、でも、やりがい・働きがい・自信や成長度合いなどを考えれば、中小企業のトップになるほうが大きいと思います。
最後は自分の価値観次第なのですが、私の感覚としては「8:2くらいで鶏口となるも牛後となるなかれのほうに歩がある」と思っています。