大切なのは「将来に期待できるか?」ということ

海外の国々で今、経済成長が著しいところと言えば、やはり東南アジア圏の国々だと思います。

経済成長が著しいということは、適度なインフレ状態にあるということです。

インフレ状態にあるということは、お金を銀行に預けて得られる利息も、お金を銀行から借りて返す利子も「それなりに高い」ということです。

かつて日本では、市場金利が5%以上であっても銀行からお金を借りて企業は設備投資をして事業展開をしていた時期があります。

たとえ金利が高くても、本業でそれをはるかに超えて利益を出して返済する見込みが立てば、どうってことありません。

将来に期待が持てて、自分の会社も国も発展していくだろう!・・・と予測することができれば、経営者は放っておいても勝手に設備投資をするものです。

金利が5%であっても3%であっても関係ありません。

逆に、今のように金利がたとえ1%を大きく下回っている時代であっても、将来に「期待感」を持つことができなければ、経営者は積極的に投資をして事業を広げようとはしません。

今の日本では、ヘタに情報が氾濫し過ぎているがゆえに20代であっても働いてお金を稼ぐことから逃避しようとしたり、30代で将来に不安を感じて貯金に精を出して60代~70代になってもイザというときのために貯金をし続けているような時代です(その「イザ」というのはいつ?・・・本当に来るの?・・・と言いたくなります)。

金融緩和一本やりでは民間の成長力低下を止めることは難しいと思います。

大切なのは、将来に「期待感」を持たせる施策を打ち出すこと・・・でしょうね。

人は、過去にどんなに苦しい時期があったとしても(たとえば失恋とか)、未来に希望や期待を持つことができるならいくらでも活力が湧いてきます。

逆に、過去がどんなに栄光の日々であっても、未来に希望や期待を持つことができなければどんどん活力は低下していきます。

貯金好きな日本人ですが、その貯めたお金を思わず使いたくなるような・・・使ってもまた手にすることができると思えるような制度・施策等を為政者が打ち出していってくれると経済は活性化していくと思います。

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澤井豊オフィス澤井 代表

投稿者プロフィール

1964年、富山県生まれ。大学卒業後、大手株式専門証券株式会社に入社。学習塾を運営する未上場会社に転職後、会社を東証2部上場および東証1部上場に導く。人事・財務・IR・総務の経営リーダーとしてM&A、会社分割、グループ経営移行を行い、社員研修においては延べ1万人以上に実施。ライフプランに沿って経済的自由を得た後、会社を50歳にて退職。

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