サラリーマンも45歳を超えてくると、さすがにそろそろ今の会社での役職の行き着く先がボンヤリと見えてくると思います。
同時に、退職の日までのカウントダウンの声を聞き始める人も現われ始めます。
まだまだ・・・とはいえ、就職して働き始めて約22年を過ぎたわけで、その倍返しのサラリーマン人生が残っているわけです。
「折り返し地点にいる」と気づかないほうがおかしいです。
すべてのサラリーマンに「退職」の日はやってきます。
それが「定年」によるものなのか、それとも「自己都合退職」なのか「会社都合退職」なのかは別として、必ずその日はやってくるわけです。
そして、その日が65歳以上の日であればまず間違いなくそこから先は「公的年金受給が生活の大切な原資」となります。
すべての人にとって他人事ではない「老後の世界」・・・。
私も30年前には「老後」なんて深く考えたことはなかったですし、自分は「定年で退職する」・・・くらいにしか思っていませんでした。
私の場合、それが「定年よりも15年も早く」退職してしまったわけですが、おかげさまで何とか日々の生活を成り立たせることができてこうして生きています。
若い頃の決めセリフ=「まだ若いから・・・」が通じなくなる日というのはいつか突然にやってきます。
イソップ寓話『アリとキリギリス』のいわゆる「キリギリス的な思考行動」をしていると、かなりの高確率で老後は経済的に厳しい世界が待ち受けています。
これを「遠い将来のことと先送りして考えない」のではなく、「近い将来のことだと理解して事前の策を考える」ようにしておくことが大事だと思います。
『アリとキリギリス』の寓話は本当に大切なことを私たちに教えてくれていると思います。