
日本人の平均寿命は、男性が約81歳、女性が約87歳と言われています。
ところが、健康寿命はこれよりずっと低く、男性は約72歳、女性は約75歳だそうです。
単純に言えば、男性はおよそ9年間、女性は12年間を「不健康」な状態で生きている・・・というイメージです。
もちろんこれらの数字は「過去の統計数字」であり、自分自身が必ずしも当てはまるとは限りません。
でも、言えるのは「人はいつか死ぬときがくる」し、「死ぬ前の何年かは健康に過ごせていないかもしれない」・・・ということです。
年齢が20代~40代のうちはこうしたことを何とも思わないものですが、50代~60代になると少しずつ自分事と捉え始めて意識が芽生えてきます。
大事なのは「後悔する生き方は自分の人生に失礼」だし、「後悔しない生き方を目指すほうが人生は有意義になるだろう・・・」ということです。
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「後悔」は過去の行為の結果に金縛りの状態で現在の時間を使うことです。
コントロールできない過去の結果についていつまでも金縛りの状態になることは悪手です。
後悔をいくら繰り返しても、たくさん集めても、過去の出来事は変わりません。
臆病になってこれからの行動に支障がでるかもしれないし、何よりも精神衛生上良くないと思います。
そんなとき、自分に投げかけるべき魔法の言葉は「あれは、あれで良かった」です。
そう自分に言い聞かせ、今使える時間に自分のエネルギーをつぎ込み、今やりたい事をやると良いと思います。
過去を忘れ(=囚われすぎず)、今の時間を楽しみ、これから先の未来にワクワクする生き方を心がけると良いと思います。