金貸し業の人が見ず知らずの人にお金を貸すとき、持ち家に住んでいる人と賃貸で住んでいる人がいたらどちらをより信用してお金を貸すか?
答えは「持ち家の人」です。
なぜか?
逃げる可能性が低いから・・・。
ある種の「先を読む力/長期の目線/リスクヘッジ」で判断するわけです。
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クレジットカードを持つことは多くのサラリーマンにできることですが、その中のプラチナカード以上を持つことは限られた人にしかできないことです。
そして、そうしたステータスカードを持った人は社会道徳規範に沿った行動をとります。
決して有害なこと、法令違反なことをしようとはしません(もちろん例外の人もいますが・・・)。
なぜなら、せっかく築きあげた自分の商品価値に傷をつけたくないからです。
信用を失いたくないから・・・です。
見ているのは「今だけ」ではなく、「今後・・・ずっと先も・・・」です。
これもまた長期目線の発想で物事を見ているわけです。
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投機では売買差益を求めますから、1回当たりの売買での儲けを重視します。
投資では派生利益を求めますから、購入は最初の1回だけで売却はナシで、その後の繰り返しの収入を重視します。
投資は短期目線ではなく、長期目線で見ているからこそできる方法です。
お金に関することで有効なことの多くは「長期目線」での発想に基づいています。
ところが、人はせっかちな動物なので長い間待つことが苦手です。
だからこそ、それができる人のほうがお金持ちになったり、経済的に自由を得たりしていく確率が高いのかもしれませんね。